風と共に去りぬ原作 マーガレット・ミッチェル 監督 ビクター・フレミング 出演 ビビアン・リー クラーク・ゲーブル オリビア・デ・ハビランド レスリー・ハワード他 この映画が製作されたときには、まだわたしは生まれていない はじめてこの映画を見たのも20年以上前で、その頃はスカーレット(ビビアン・リー)の美しさとレット(クラーク・ゲーブル)の男らしさに憧れたものだった 年を経るごとにこの映画の見方にも奥行きがでてきて、人種・家族・友情・愛についても深く考えさせられる しかし何よりも印象的なのは、スカーレットという一人の女性が混迷の時代にあって、どんな時も希望を失わずたくましく生き抜こうとする姿である 1861年、アメリカでは南と北で緊張関係が高まり、誰の目にも戦争が目前に迫っているのは明らかだった その頃、ジョージア州タラでは豪華な園遊会が開かれていた 美しく着飾った娘たちの中でもひときわ輝いているのは、オハラ家の長女スカーレット(ビビアン・リー)だった スカーレットには、ひそかに思いを寄せていたアシュレー(レスリー・ハワード)がいたが 彼女の思いをよそにアシュレーはいとこのメラニー(オリビア・デ・ハビランド)との婚約を発表してしまう なんとかアッシュレーの結婚を思いとどまらせようと、彼に思いを告げるスカーレットだったがアシュレーの気持ちは変えられなかった その園遊会でずっとスカーレットの様子を見ていたレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)はひと目でスカーレットに惹かれてしまう しかし、そこへ届いた開戦の報をきっかけに、彼らは運命の渦へと大きく巻き込まれていった・・・ この作品は、1939年のアカデミー賞を10部門独占したが歴史大作である |